日焼けマシーンの歴史

日焼けマシーンの歴史

日焼けマシーンは、18世紀頃のヨーロッパで初めて考案されました。古代より世界各地では日光の健康効果が信じられていたのですが、中世ヨーロッパの時代になると、文化・生活習慣の変化から、日光不足によるくる病・感染症が多く発生するようになりました。
しかし1903年、デンマークの医師フィンセンによって、皮膚結核患者に電灯の光を当てたことで一定の治療効果が得られたことがわかり、「人工光線による人体の抵抗力の向上」についての研究が進みました(フィンセンはその後、ノーベル生理学・医学賞を受賞しています)。この時使われた、紫外線を出す電灯である「フィンゼン灯」が、のちの日焼けマシーンの原型ともいえます。
20世紀に入るとさらに研究は進歩し、光増感剤やUVA光線の発明、皮膚病の治療に用いられる「選択的紫外線療法」などが次々と開発されました。その後、ヨーロッパ各国では様々な生理学・医学分野で応用が進み、幅広く光線療法を行うようになりました。そして日本にも20世紀初頭に、小型化されたフィンゼン灯(フィンゼン・バッハ灯)とともに光線療法が持ち込まれ、徐々に注目を集める治療法となっていきました。